お花の魅力

少しずつ色付き始めたアジサイの開花を楽しみにしている2歳児オリーブ組の子どもたち。

花が大好きで、園庭に出るなり一番にジョーロを取りに行き、花に水やりをすることは今や習慣のようになっています。花を摘んで花瓶に入れたり、室内の卓上花の水替えを進んで行なったりする姿から、花の存在が身近に感じられていることが分かり、嬉しく思います。

散歩では、遊歩道に植えられている”ヒイラギナンテン”の木の実を喜んで集め「ママとパパにあげるんだ~」と、ワクワクした気持ちで袋を握りしめる姿に微笑ましさを感じます。

そして、潰したときに紫の汁が出ることや、中に種のようなものが入っていることなど、発見を喜ぶ子どもたち姿を見て、後日、すり鉢とすりこぎ、じょうごを用意しました。

実をすり潰すという経験に興味津々で、ゴリゴリと音を立てながら、実が崩れていく様子を面白がったり、青臭い実の匂いを嗅ぎ眉間に皺を寄せたりと、五感を使って楽しむ姿が見られました。

ペットボトルに注ぐと、茶色い液の出来上がり。「あれ?紫じゃないね」「お茶みたい」と予想とは異なる色に驚いていましたが、お友だち同士乾杯をして飲む真似を楽しんでいた子どもたちです。

この経験を経て、次に行った散歩先でも、”またジュースを作りたい”と目的を持ってツツジを持ち帰り、今度はツツジジュース作りに挑戦しています。ピンクの可愛らしい色と、フワフワと水に浮かぶお花が何とも綺麗でした。

これからもお花の水やりや栽培を通して、大切に育てる姿を示し、生長過程を楽しんでいくと共に、子どもたちの”やってみたい!”気持ちや、”面白い!”と心が動く瞬間を大切にしていきたいと思います。