ぐんっと深まる友だちの輪

 制作が好きなひかりグループですが、同じくらい散歩好きな子が多く、友だちと手を繋いで散歩に出発です!
 年上の子が、車道側を歩くことを代々“エスコート”と、呼んでいる子どもたち。卒園したお兄さんお姉さんの姿をしっかり受け継いでいます。チューリップ組は、クローバー組の頼もしい背中をしっかり見ているようで、背の高い子が車道側を歩くというやり取りも見られました。


 おかのうえ公園のベンチは、子どもたちのイメージが膨らむ素敵な場所のひとつで、よく遊びに行っています。この日はベンチがお寿司屋さんのカウンターに早変わり!
「へい!らっしゃい!何にしますか?」と、威勢よくお寿司を握る大将と旬のネタを求めてやってきたお客さんで賑わっていました。


 また、鬼ごっこの鬼決めが始まると「僕もいれて!」と、どんどん仲間が集まり、「おーにーきーめ、おーにーきーめ」と、友だちの指先の行方をじーっと見つめる表情からは‟誰が鬼になるのか”‟僕じゃありませんように”とドキドキ感を楽しんでいることも伝わってきます。



 階段では、アイドルに成り切り、コンサートが始まりました。「今日は来てくれてどうもありがとう~!」と、本物のアイドル顔負けの挨拶し、憧れの思いが伝わってきます。得意な歌も披露し、熱いステージに階段下にいる友だちや保育士も大盛り上がりです。


 散歩先では、玩具や遊具も普段とは異なり、新たな遊び方とともに、友だちの輪に広がりが見られます。その中で、いつも一緒に遊んでいる友だちならスムーズに進むことでも上手くいかないこともあり、お互いの思いを理解しようと葛藤する姿も見られます。順番待ちやごっこ遊びで作る自分たちのルールなど、対話を通して、お互いの気持ちを尊重し合い、友だちって良いなと思える瞬間をたくさん味わえるよう、関わっていきたいと思います。