遊び方は先輩から

 今年は例年よりも少し早く梅雨入りたこともあり、室内でそれぞれが好きな遊びを見つけ過ごしています。

 クローバー組を中心に、最近はあやとりで遊んでいます。子どもたち同士で、糸のひっかけ方や送り方を教え合って、少しずつ技のレパートリーも増えてきました。そんな年上の友だちに憧れ、アイビー、チューリップ組も、挑戦する姿が見られるようになっています。

 これは、“満月”という技です。10本の指を軽やかに動かし作っていきますが、複雑な工程も、繰り返し行う中で覚えたようです。あやとりで遊ぶことで、技の工程を覚える記憶力や集中力、それぞれの指を巧みに動かす中で、脳に多くの刺激を与え活性化していくなど、様々な良い影響があります。

 折り紙も人気の遊びの一つです。年上の友だちが年下の友だちに優しく折り方の行程を教えています。“パックンチョ”や“手裏剣”を折り、自分で作ったもので遊ぶ姿が見られます。


 洗濯のりとホウ砂液で作るスライムも、子どもたちの好きな遊びの一つです。好きな色の絵の具で着色し、自分だけのスライムが出来上がると、“飴”や““団子”などに見立てて遊び、友だちと想像の世界を楽しんでいるようです。



 懐中電灯とセロハンを貼った筒を使って、光遊びも盛んです。赤と青の光が合わさると、色が紫に変化することを発見し、混色にも興味が広がっています。『2つの色を合わせるとどうなるかなぁ?』と、実際に自分たちで試して答えを導き出しているようです。

 好きなことや夢中になれる遊びを見つける中で、共通の遊びを通して、好きな遊びが一緒!一緒に遊ぶと楽しい!と、関係も一段と深まりを見せています。梅雨は続きますが、この時期ならでは季節感を味わえたり、遊びを考えたりしながら、かぜグループでの繋がりも深めていけたらと思います。