秋の訪れ

 ミーンミーン、ジージーという賑やかなセミの鳴き声が、あっという間にリーンリーンという鈴虫やコオロギの声に変わり、秋の訪れを感じます。

 残暑の厳しい日には思い切りびしょ濡れになって遊んだストック組(1歳児クラス)の子どもたち。初夏の頃にはシャワーやホースの水を見て後ずさりしていた姿もありましたが、お友だちと一緒に水遊びを楽しむうち、自分からシャワーの下へと行くようになりました。


 少し涼しい日には、風船にお湯を入れてぷにぷにとする感触を楽しんだり、タライにお湯を入れて足湯を楽しんだりしています。

 水遊びをしていると、幼児園庭から音楽が聴こえ、引き寄せられるかのように足が向かいます。お兄さんお姉さんがダンスをしている姿を見ると、“すごいなぁ!” “格好良いなぁ!”と真剣なまなざしでじっと見つめて、憧れを抱いているようです。異年齢での関わりも大事にしていきたいと改めて感じました。



 夏の間、アゲハやツマグロヒョウモンなどの蝶の幼虫を飼い、何匹かが羽化しています。卵から孵化したばかりの青虫を「ちっちゃいねえ」と言いながらじっと見たり、「おっきいね!」と5㎝程になった青虫に触れたりしています。赤と黒の毒々しい色のツマグロヒョウモンの幼虫を見て驚く場面もありました。

ツマグロヒョウモンの幼虫(毛虫ではないので、触っても大丈夫です)




 サナギから無事羽化した蝶を見ると「蝶々!」と大喜びで、「バイバーイ!」と手を振り、飛んでいくのを見送っています。

「バイバーイ!」


 猛暑が続いた夏の間は、なかなか散歩に出掛けられませんでしたが、暑さも和らぎ過ごしやすくなってきました。戸外で身体を動かしたり、散歩先で自然に触れたりする機会も増やしていきたいと思います。