本物に触れる

 キャンピングカーやBBQコンロなどの制作したものを使って“キャンプごっこ”で楽しむもりグループ。秋の遠足に行って、実際にテントを張ったりBBQをしたりしてみたいという声が子どもたちから上がります。

 本を参考に、必要な食材や道具を調べて出し合い、足りないものを買いに行きます。
  

 自分たちで準備を進めることで、炭や網、トングや食材など、BBQをするためには様々なものが必要だと知りました。全部用意すると、荷物はこんなにたくさん…。


 迎えた当日、ついに本物のBBQができると期待感で溢れています。公園に着くと、早速、建てるために枝を集めて、テント作りが始まりました。どのくらいの長さや太さの枝が適しているのかを考えながら組み立てていき、持参した布を掛けてオリジナルのテントが完成しました。


  また、BBQでは、炭を使った火起こしに挑戦しました。なかなか火がつかず、団扇で力強く扇ぐと火が消えてしまったり煙が出てくると目に染みたりと、体験することでわかる発見もありました。
 

 炭の組み方や団扇の扇ぎ方を調整しながら無事に火がつくと、待ちに待ったBBQの始まりです。肉やマシュマロなどの食材を自分たちで焼き始めます。火に近づけ過ぎると焦げてしまうことを体験しながらも、『自分で焼いたウィンナーは美味しい!』『焼きマシュマロ最高〜!』と、子どもたちの笑顔が弾けていました。
 

 制作したもので遊ぶ“ごっこ遊び”とは異なり、“実体験”では五感を使い、枝、煙の臭い、焼いたものを食べるなど、キャンプごっこを満喫したようです。コロナ禍が続き、戸外での活動に制限はありますが、感染対策をしながら「本物に触れる」機会も大切にしていきたいと思います。