引き取り訓練を実施しました。

 陽だまりの丘保育園では、年に一度大きな災害を想定して引き取り訓練を行なっています。今年度も、ほとんどのご家庭が参加、いつもとは違う雰囲気を感じていただけたと思います。

 地震後に火災が発生して園では過ごせないという想定で、避難所へと移動します。今年から避難所が、明治大学付属中野中学校・高等学校に変更となります。距離が長く、避難時にも片道しか歩かないことから、途中で折り返す形で行いました。
 0、1歳児はおんぶや避難車に乗り、2歳児は幼児と手を繋ぎながら避難を開始します。防災頭巾を被ると、視野が狭まったり周りの音も聞こえにくかったりするため、子どもたちからも緊張感が感じられます。



 園に戻り非常食を食べる予定で、牛乳、クラッカー、赤ちゃんせんべいなどを用意していました。




 災害時は停電になる可能性もあるので、電気をつけず、ランタンや発電機の明かりで過ごしています。いつもとは違う薄暗い中で、保育士が読む絵本や紙芝居などを見ながら待つ、貴重な経験ともなっているようです。



 災害時、大事なお子さんを、誰がどのような方法で迎えに迎えに行くのか、家庭で再度確認する機会にしていただけたらと思います。
 園でも、保育士がランタンや発電機など普段使わないものを準備し、実際に使う機会としています。
 非常時にどれだけ落ち着いて適切な行動ができるのか、日頃から意識して過ごしていかなければいけないと、改めて感じました。大きな災害が起こらないことを祈るばかりですが、毎月の訓練を大切に、子どもたちと身の守り方や避難の方法について話していきたいと思います。