季節を楽しむ

いよいよ12月となり、散歩の道中ではクリスマスツリーを見つける度に心を躍らせ、サンタさんに頼むプレゼントの話で盛り上がっている2歳児オリーブ組です。

園庭では、秋の自然に親しんでほしいという願いを込めて、ドングリや南天の赤い実など、さまざまな素材を用意すると、自由に容器に詰めてお弁当作りを楽しんでいます。

お弁当が完成すると、みんなで芝の上に集合しピクニックが始まります。
「いただきまーす」と食べる姿から、次第に「行ってきまーす」とお仕事に出掛けたり、「えーん」と泣く赤ちゃんが現れたりと、ごっこ遊びがどんどんと展開していく様子が見られ、イメージを共有しながら言葉のやり取りをする姿に成長を感じます。

綺麗に靴を揃える素敵な習慣が、遊びを通してどんどんと子どもたちに広がっていく様子も見られました。


魚釣りならぬ”まつぼっくり釣り”にも挑戦しています。

竿を慎重に動かし集中して何度も釣り上げると、小さな達成感を積み重ね、とても満足そうでした。

急に寒くなったので、冷えた手には”ゆず湯”が大人気です。柚の良い香りに癒されながら、皮を剥いたり実を潰したりして感触の違いを確かめています。「種を植えよう」と言って、進んで種を取り出す姿も見られました。


そして、もうすぐお楽しみ会があります。初めて参加するオリーブ組は、以前から興味を持っていた”自動販売機”が出てくる絵本「ぽんたのじどうはんばいき」を元に、舞台上で踊りやリトミック、鈴を使った演奏などを行います。

「○○はバナナくん体操が踊りたい!」「なべなべそこぬけがしたい」と自分で何をしたいか考えて決め、”お家の方に見てもらうんだ”と意気込んで、これまでごっこ遊びを重ねてきました。


次第に流れを覚えて、自分の出番を心待ちにしたり、お友だちが舞台に上がっているときには、手拍子や一緒に歌うことで楽しむ姿が見られています。
当日は、たくさんのお客さんを前にどのような表情を見せてくれるでしょうか。笑顔で溢れ、自信を持ってやり切れるよう、温かく楽しい雰囲気作りをしていきたいと思います。