危機管理訓練を実施しました。

 陽だまりの丘保育園では年に一回、警察署の方の協力を得て園内へ不審者が侵入したことを想定した訓練を行なっています。過去に他の園で刃物を持って侵入したという事件もあり、日々の訓練の重要性を感じながら真剣に訓練に挑みました。

不審者役の警察官が門扉から侵入し、異変に気付いた保育士が笛を鳴らして周囲に知らせると、速やかに避難を開始します。職員が鉄棒で進路を塞いだり、さすまたで不審者と対峙したりして子どもたちが安全に避難できる時間を確保します。徐々に避難が完了した職員も集まり、無事不審者を取り押さえることができました。保育士の真剣な表情や声に子どもたちも緊張感を感じているようでした。

警察官の方からはさすまたの使い方や取り押さえ方などを指導していただきました。凶器を持っているか、目的は何かを見極めながら適切に対応していくことが大切ということを改めて感じました。

 幼児クラスは、“いかのおすし”のDVDを観て、知らない人に声を掛けられたらどうするのか、安全な道路の歩き方など、自分自身の身の守り方を教わりました。
イカ…(ついて)行かない、の…乗らない、お…大声を出す、す…すぐ逃げる、し…大人に知らせる
クローバー組(5歳児)は、就学してから一人で道路を歩く機会も増えてくると思います。ぜひご家庭でも、知らない人に声を掛けられたときどうするのかなど話し合う機会を作っていただけたらと思います。

いつ起こり得るか分からないからこそ、いつ起きても冷静に対処できるよう日々の心の持ちようが大切だと感じました。園内へ侵入させないこと、避難と共に早く不審者への対応へ向かい、その場から動かさないようにすることを念頭に置き、子どもたちが安全に過ごせるよう、教わったことをしっかりと身につけ、緊急事態に備えていきたいと思います。