自分でやってみる!

安心できる保育士と日々生活を共に過ごす中で、少しずつ“自分も真似してやってみたい!”という姿が見られるようになってきたフリージア組(0歳児)の子どもたちです。
戸外遊びに誘われると、帽子や靴下の入っているケースを指差し“はやくちょうだい”と意思表示。自分の靴下を取り出すと足に当てたり、靴下の履き口を開いたりして色々な方法を試しながら履こうとしています。

戸外から戻る際には、帽子を自分の場所に入れようとしています。保育士が顔写真を見せながら「ここが○○ちゃんの所だよ」と伝えると、写真とケースの中を確認してギュッと押し込んでいます。繰り返し場所を伝えることで自分の場所を覚えて出し入れしたり、お友だちの写真を指差して“ここだよ”と伝えようとしたりする姿があります。

入室後の着替えでは、保育士が袖を持つと自分で腕を引き抜こうとしたり、頭部を抜こうと押し上げたりしています。脱げたときに保育士も拍手をして喜びを共有すると嬉しそうな表情の子どもたち。大人にとっては何気ないことでも子どもたちにとっては大きなことで、できたときの達成感は測り知れないものなのでしょうね。

おむつ替えの後には手洗いを行いますが、今ではオムツを捨てた後に進んで水道前に向かい蛇口を開けて手を洗おうとしています。ペーパータオルで手を拭くとゴミ箱へ…。保育士が次にすることを伝えなくても習慣として身についているのだと感じますね。

毎日行うことが習慣になり行動として表れる姿に、繰り返し伝えていく大切さを改めて感じます。実際にやってみると”こうしたいのに!””思ったようにいかない”など葛藤や苛立ちを見せる場面もありますが、「こうしたいんだよね」と思いを受け止めながらやり方を伝えたり、一緒に行なったりして丁寧に関わっています。小さな積み重ねと過程を大切に、色々なことに挑戦していく姿を見守っていきたいと思います。