優しくされるって温かい

寒さに負けず、かけっこなど身体を温める遊びを楽しんでいる2歳児、オリーブ組の子どもたちです。

大寒波で気温が低くなるという予報を聞き、冬の自然現象に興味を持つきっかけになればという願いから、子どもたちと氷作りをすることにしました。色水を入れた容器を、皆で探した日陰の場所に一晩置いておくと、翌日立派な氷ができています。日の光にかざしたり、踏んで割れる音や感覚を面白がったりと、冬ならではの自然に喜んで親しむ姿が見られました。


また、進級に向けて幼児クラスのお部屋で遊んだり、幼児さんと一緒にお散歩に出掛けたりする機会が増えています。「2階に行きたい!」という声も多く聞かれ、張り切ってリュックを背負うと、期待に満ちた表情で2階に向かっています。

幼児クラスに着くと、お兄さんお姉さんが座る場所まで案内してくれました。名前を聞かれ注目されることに少し照れながらも「待ってたよ」「お名前知ってるよ」など温かい歓迎の言葉に、ホッと安心した様子です。

お部屋では、それぞれ気になる玩具を手に取り、自分の好きな遊びを見つけています。使い方の分からない物は、そっと隣に座って教えてくれています。


一緒に遊びながら楽しさを分かち合い、関わる機会を重ねる毎に、幼児さんは頼もしく、オリーブ組の子どもたちは思いを受け止められて伸び伸びと過ごす嬉しさを十分に味わっているように感じます。

散歩では、道路側に幼児さんが立ちエスコートをして歩いてくれます。面白い遊びを見出す幼児さんが魅力的で、後を追って遊びを真似る姿があります。園に戻ってくると、靴を脱ぐお手伝いもしてくれて、すっかり甘えています。



幼児クラスの環境に少しずつ慣れ、担任以外の保育士に自分の要求を言葉にして伝えたり、遊んでいる途中でも進んでトイレに向かったりする姿も見られます。「楽しかった!」「また行きたい」という気持ちを大切に育み、困ったときは助けてくれるお兄さんやお姉さんがいることに安心感を抱きながら、期待を持って移行できることを願っています。