どの茶がお好み?

夏まつりが近づき盆踊りの曲が聴こえると、待ってました!と言わんばかりに張り切って踊る、ひかりグループの子どもたちです。

園庭に生えている葉を乾燥させたり擦ったりして、お茶作りが盛り上がったことをきっかけに、‟チャ”という一つの葉っぱから、緑茶、紅茶、ウーロン茶など、種類の異なるお茶ができることを知りました。

皆で飲んだことのあるお茶の名前を出し合い、徐々に子どもたちの家にある茶葉がひかりグループに集まってきます。「良い匂い~」「同じお茶でも香りが違うね」など、香りを比べて楽しむ姿がありました。
中には、オーストラリア、ベトナム、韓国、台湾…など国境を越えて、世界各国のお茶も集まります。

地図を眺めながらどこにある国なのか探し、世界のいろいろな場所でお茶が飲まれていることを知る機会となりました。

そして先日、香りを楽しむだけでなく実際に‟飲んでみたい!”という声があがり、試飲をしました。飲み比べたのは麦茶、紅茶、コーン茶、ルイボスティー、緑茶の5種です。

英語講師も一緒に参加し、mug、teapot、brownなど、英単語にも触れています。
1つずつ香りを堪能し「かんぱ~い」「cheers」とコップを近づけ、ワクワクしながら飲む姿がありました。

コーン茶は「少し甘い」「コーンの匂いだ」と言って飲みやすそうです。

ルイボスティーは、しかめっ面になる子もいましたが、中にはおかわりをして自分の好きな味と出会う姿もありました。

緑茶は「苦ーい」と眉間に皺が寄る子が多く、紅茶は素材の味を感じた後、砂糖を入れて味の変化を楽しんでいます。

不動の一番人気はやはり麦茶。ときどき麦茶でお口直しをしながら、他のお茶の味を確かめていました。

最後は英語講師と一緒に‟a little tea pot”の曲に合わせて踊り、楽しい時間を締めくくりました。

毎日飲んでいるお茶は、私たちの生活に欠かせない親しみのある飲み物です。今回‟苦い”と感じた子が多かった緑茶や紅茶ですが、日本人に好まれ、おもてなしとしても使われます。何故苦いお茶が人気なのか、入れ方によって味が変わるのか、という疑問も湧いていました。

今後も子どもたちと調べたり入れ方を試したりして、奥深いお茶の世界を追求していきたいと思います。