興味から広がる世界…

 ムシムシと暑い日が続いていますが…そんな暑さを忘れさせてくれるくらい毎日元気いっぱいのストック組(1歳児クラス)。
だんご虫に興味を持ったことをきっかけに、園庭の虫探しで見つけたアゲハ蝶の幼虫。そんな幼虫たちも蛹になり…綺麗な蝶々へと変身しました!
虫カゴの中でパタパタと飛ぶ姿を見て『バイバイだね』と呟きます。子どもたちなりにお別れの時が分かるのか、元の世界へなんとなく返してあげた方が良いと分かっているようです。アゲハ蝶が羽ばたくと手を振ったり、ちょっぴり寂しそうな表情を見せたりと一人ひとりに、生き物への想いが芽生えています。次の出会いも楽しみです!

 また、園庭に植えられている梅の木にたくさん実がなり、地面に落ちていることに気づくと1つずつ大切そうに拾い、お友だちや保育士に“見てみて~!”と見せる姿も!そこから、“梅の実拾いブーム”が始まります。

 匂いを嗅ぐ・実を握って硬さを確かめる・熟した実を潰すなど、遊んでいる様子から、初めての“梅ジャム作り”を計画しました。

慣れ親しんでいる梅の実を触れてみると、いつも嗅いでいる甘い香りが漂い、自然と笑顔になります。

実際には、八百屋さんで購入した梅を使用しました。煮て柔らかくしてマッシャーで潰すときのグニュと潰れる感覚に不思議な表情を浮かべています。その後は、保育士が砂糖を加えて鍋でぐつぐつと煮る様子に釘付けな子どもたちです。

見慣れた梅の実を使い、自分たちで作った梅ジャムをクラッカーに乗せて食べてみると、『甘ーい!』『おいしい』と、口々に感想がこぼれます。

 このクッキングをきっかけに、食育活動で育てているナスやキュウリを使って、何か作れないかと考えています


苗植えから日増しに大きくなる野菜にも興味津々です。大切に育てながら、水やりなどのお世話を通して植物に対する愛情も持てるよう育んでいきたいと思います。