秋の宝物

 過ごしやすい気候となり、散歩行く機会が増えました。ストック組の子どもたちは、散歩先で金木犀の香りやどんぐりなどの木の実に触れ、”秋”を身近に感じているようです。特に、木の実の感触が気に入っているため、いつでも触れられるようにと、園庭や室内に素材として用意してみることにしました。


 木の実の大きさや質感が、種類によって違うことを確かめようと、真剣な表情で図鑑の写真と見比べながら、共通点を探しています。


 戸外では、子どもたちの姿から、木の実や落ち葉などの自然物と紙粘土を掛け合わせ、制作をしました。

どの木の実を使おうか悩みながら、夢中で粘土に埋め込んでいきます。身近な木の実を使った制作を通して、また一つ、新たな遊び方を知ったようです。

 室内では、ままごとコーナーに松ぼっくりが用意されると、早速お皿に盛り付け、ケーキやお菓子に見立てて遊び始めます。日頃から慣れ親しんでいる木の実は、子どもたちの想像力を掻き立て、見立て遊びの玩具へと早変わりです。

 秋の木の実や草花に触れることで、香りや感触などの五感が刺激されているようです。子どもたちの、好奇心をくすぐる素材を用意し、四季折々の自然を感じあれるようにしたいと思います。