炊き出し訓練

 地震や火事で給食室が使用できなくなることを想定し、避難訓練終了後、実際に豚汁の具や水などを用いて炊き出しをしました。訓練前に災害時について話してみると、令和6年能登半島地震の記憶が鮮明に残っているため、『ニュース見たよ』や『津波が来たんだよね』などと話す子どもたちがいました。


炊き出しは火起こしから始まります。無事に火がつくと煙の臭いや火の温かさを感じながら、釜戸で豚汁を調理する様子を見ています。

 
具材を煮ている間、アルファ化米に水を入れて、自分たちでも作ってみます。


完成した豚汁とアルファ化米の白米は給食で味わいました。災害時には水を無駄に使用しないことも考え、使い捨ての食器や食具を使って食事をしています。



炊き出し訓練を通して、子どもたちが災害時のイメージを持つだけではなく、準備にどれ程時間が掛かるかなど職員も実際に経験をすることで、改めて知る機会になっています。
いつ起こるか分からない災害に、今後もしっかりと備え、子どもたちの命を守り、地域の役にも立てるように考えていきたいと思います。このような機会に、ご家庭でも非常食の見直しを行い、災害時にどうするかなど、話をする時間を作ってみてくださいね。