安心して過ごせる場所

 入園して1ヶ月が経ったフリージア組(0歳児クラス)の子どもたち。

 離れる際、涙を浮かべる我が子の姿に、保護者の方は後ろ髪を引かれる思いで預けられたのではないかと思いますが、子どもたちは日に日に新しい環境に慣れ、保育士とのふれあいに笑顔で応えたり、好きな玩具に手を伸ばしたりと、安心して過ごす姿が見られるようになってきました。


 また、保護者の方が作ってくれたくまのぬいぐるみがお気に入りで、お家の匂いがするぬいぐるみは、安心感に繋がるもののようです。

 テラスに出ると、年上のお兄さんお姉さんからも大人気です。名前を呼ばれたり‟いないいないばぁ”をしてもらったりして、忙しそうに周りを見ながら「あーうー」と声を出し、嬉しそうにやり取りをしています。


 砂を手に取ると、真剣な表情でグッと握って開いては観察したり上から落としたりしており、自然に向けられた好奇心や探求心の芽がぐんぐんと伸びています。変化する自然の素材が、子どもたちの不思議心をたくさん刺激してくれます。

 外の世界へと日々興味を広げる子どもたちを温かい眼差しで見守り、共感的な言葉を添えて対話することを大切にしていきたいと思います。そして、小さな“できた”を積み重ねる子どもたちの成長を、保護者の方と共に喜んでいきたいと思います。