見て!触って!食べて!

  水遊びや色氷でお絵描き、寒天遊びで共通する「冷たい!」を楽しんでいるオリーブ組。「ばばばあちゃんのアイスパーティー」という絵本を読んだことをきっかけに、『氷を作ってみたい!』という声が挙がります。

 早速作ることになり、準備を開始します。まずは身近な自然物でオリジナルな氷を作れるようにと、落ち葉や花などの素材を用意してみました。


 『いっぱい凍らせちゃおう!』と水の入った容器に葉っぱを詰め込んでみたり、石や蝉の抜け殻を凍らせたらどうなるのか試してみたりと、出来上がりを楽しみにしながら、冷凍庫へ入れ冷やします。


 
 時間を置いて出してみると、『葉っぱも冷たい…、でも凍ってないよ!』『(溶けて)小さくなってきた!』と実際に触れる中での気づきもあり、“ちょっと舐めてみようかな…!”と思わず口元に持っていく姿も見られるほど、暑い中では氷の冷たさをより心地良く感じているようです。



 食べようとする姿から、氷は食べられることにも注目し、今度は凍らせて食べてみようとなりました。凍らせて食べたいものを聞いてみると、ぶどうやバナナなどの果物や、りんごジュースに葉っぱの野菜など、個性溢れるアイディアが出てきます。早速、スーパーへと買いに出掛け、実際に凍らせて食べてみました。


 凍った食材をいざ自分のお皿に乗せてもらうと、ウキウキで食べる子、一口で満足する子と反応は様々です。少し解凍されているバナナやぶどう、りんごは少しプニプニしていて、普段食べているものとは食感が違ったようです。


 氷遊びを通して、見たり触ったりするだけでなく、食べてみることで新しい反応お見られ、子どもたちと一緒に大人も楽しめ面白かったです。一つの興味でも、触覚や味覚などの違った視点で遊ぶことで、得られる発見や面白さがあります。子どもたちの好奇心をくすぐりながら、これからも五感を刺激し、楽しんでいきたいと思います。