塩と匂い!?

 10月、園庭の金木犀の匂いに気づいたことをきっかけに、オリーブ組では、花を摘んで『クンクン~良い匂~い!』と“嗅ぐこと”に盛り上がりを見せています。

 「匂い」を楽しむ子どもたちの姿から、”これは何か新しい遊びが生まれるかもしれない”と思った保育士が、遊びを調べてみると「モイストポプリ」が目に留まりました。モイストポプリと作り、塩に植物の香りを移して、素材の香りを楽しむディフューザーです。ちょうど、ソルトアートや、塩マラカス作りなど、塩を使って遊んでいたタイミングでもあったので、塩と匂いが同時に楽しめるモイストポプリ作りの準備を進めます。早速、保育室に匂いを楽しんだり、塩を常設してポプリを作ったりするコーナーを作りました。

 コーナーを作ったことで、ポプリが子どもたちの身近なものになり、ポプリ作りに熱が入
ります。金木犀以外にも、給食のときに、良い匂いと話していたオレンジの皮でもポプリを作ってみました。また、レモン・ライム・ゆず・かぼすなどでもポプリを作り、『酸っぱい匂い!』『美味しい匂い!』などと、柑橘の匂いを堪能しています。

 ポプリ作りの中で、道具の使い方にも慣れ、スプーンで掬った塩を零さないように瓶に入れています。


 作ったポプリを1か月寝かせている間、その他にも、園庭でゆず湯をしています。

 ポプリ作りやゆず湯の経験から、嗅覚を使って遊ぶ子どもたち。これからも、子どもたちの五感をくすぐりながら、遊びの中での発見や気付きを大切にしていきたいです。