陽だまりの丘保育園 ひなたの丘保育園

　先日、園のご近所にラーメン屋さんがオープンし、お祝いのお花を分けて頂きました。
　早速、園に持って行くと、子どもたちはたくさんのお花を見て「うわ～きれ～」と目を輝かせます。綺麗なユリやバラ、ガーベラ、色とりどりのお花の中から好きなお花を選び、自分用の花瓶に次々と挿していきます。中には一度入れたお花を眺めて全部出し、また挿し直して…と何度も楽しむ子もいました。


“どれにしようかな？”と真剣な表情です。


　中でも子どもたちに人気だったのは、ヒペリカムの可愛らしい実でした。枝のまま活けるだけでなく、実を一つずつ摘まんで外し、瓶に入れてうっとりと眺めたり、ままごとの食材として楽しんだりする姿もありました。

“これ、可愛いから好きだな…”


「はい、そうぞ～」


　一人ひとりの個性が光る、素敵な作品が仕上がり、「ママにあげるの」なんていう言葉もありましたよ。自分の花瓶を大事そうに抱えて持ち歩いたり、「いい匂い！」とうっとりと香りを楽しんだりして、花の美しさを五感を使って堪能しているようでした。


　ご厚意のおかげで、思いがけず素敵な経験をさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。その日から数日、フロアに入る度に素敵な香りに包まれて、幸せな気分でした。忙しい毎日ですが、花がある暮らしは大人だけでなく、子どもたちの心も豊かにしてくれるような気がします。